再登場「真田丸」吉野太夫の中島亜梨沙はTOEIC870点!元宝塚娘役トップ候補
毎週日曜が待ち遠しい、大河ドラマ「真田丸」ですが、4月に名妓・吉野太夫役で出演し妖艶さで、「あの女優は誰?」と話題となった中島亜梨沙さん(33)が今日17日放映分に再登場です。
そんな中島さんについて調べてみました!
スポンサーリンク
■まずはプロフィールから
中島 亜梨沙(なかじま ありさ)
宝塚芸名:羽桜 しずく(はざくら しずく)
生年月日1982年12月22日
出身:北海道札幌市
出身校:札幌稲西高等学校
身長164cm
血液型A型
特技:ダンス・殺陣
資格・技能:TOEIC 870 J-SHINE小学校英語指導者資格・利き酒資格
事務所:株式会社アクラ
2003年:宝塚歌劇団入団 星組配属
2008年:月組に異動
2009年:宝塚歌劇団退団
2011年:現芸名に改名
■宝塚時代のしずくちゃん
実は数十年来、宝塚が好きな私ですが(笑)、中島亜梨沙さんというより「羽桜しずく」さん名の方が馴染みがあり、というのもプロフィールでお分かりの通り、元タカラジェンヌ娘役スターさんだったのです。
しずくちゃん(愛称)は大学進学が決まっていたのですが、宝塚に入団するためには音楽学校というところで2年間修行を積むのですが、その音楽学校受験は3月後半に行われるため、進路も決まっていることだしと「思い出作り」に記念受験。この宝塚受験、小さい頃から入団を夢見るお嬢さんたちは、宝塚が主催している「子供アテネ」というお稽古事のスクールや、宝塚OGが経営する受験スクールで、厳しい練習を重ねてようやく迎える受験であって、この受験日は独特のファッションである、髪が長い場合は「お団子」というトップの位置でまとめるヘアスタイルに、ワンピース、なぜかトレンチコートで挑むのですが、しずくちゃんの場合はジーパンにスニーカーとカジュアルファッションで、髪もおろしたまま(笑)。
しかし、お団子姿にするというのは、顔形、舞台映えするかなどを判断するのに重要なため、面談で必須なため、急遽、上級生にお団子に結って貰ったという逸話を持っているのですが、宝塚受験は4回までチャンスがあり、これまで名を馳せたトップスターでも3回目、4回目合格もざらにいる、倍率20~30倍の狭き門を、この記念受験のしずくちゃんはなんと一発合格してしまったのです。
彼女が入団した89期というのは美人ひしめき、スター候補が連なる当たり年だったのですが、しずくちゃんも娘役トップ候補として早くから注目され、本公演を新人が公演する新人公演では主役ヒロイン役を数多く経験し、当初配属された「星組」から「月組」に異動した際は、「いよいよ次期トップ娘としてお嫁入りか」と期待され、本拠地ではないものの博多座で1カ月に渡り公演された宝塚十八番のミュージカル「ミーアンドマイガール」では主役ヒロインを演じたのですが、当時月組トップスターだった瀬奈じゅんさんの退団公演で退団を発表し、その理由は色々取りざたされましたが、惜しまれてタカラジェンヌ人生を終了したのです。
■退団後はカナダ留学し「ミステリハンター」で活動再開
スポンサーリンク
退団後は元々得意だった英語をさらに極めるため念願だったカナダ留学も果たし、TOEIC点数は870点、小学校英語指導資格も取得している才媛です。
この能力を生かし、帰国後TBS「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターで活動を再開し、NHK「ラジオ英会話」にも出演、「ダノンビオCM」「はなまるアナ」などを経て、現在映像を中心とした女優業をはじめ、幅広い分野での活躍を目指す一つとして、今回のこの吉野太夫にチャレンジしたとのこと。
ダノンビオ
■吉野太夫について
大河ドラマには13年「八重の桜」で西郷頼母(西田敏行)の妹・西郷眉寿(さいごう・みす)として出演して以来2度目であり、 オファーを受けた時は「凄く自分とはかけ離れている役だなと感じました。色気とかはないし、凄く人前に立つと緊張するタイプだったり…」と多くの不安があったようです。
その「真田丸」への初登場は第15話(4月17日放送)で、主人公・真田信繁(堺雅人)と秀吉の初顔合わせのシーン。なまめかしさで信繁を“誘惑”し、次に登場したのは第18話(5月8日放送)。信繁の父・昌幸(草刈正雄)が兄・信幸(大泉洋)を連れて上洛する場面。信濃から遠路訪れた昌幸らに、歌や踊りできらびやかな大坂を印象付けたました。
この吉野太夫を演じるにあたり、ご本人は下記の通り語っています。
十代まで続いた実在の名妓(めいぎ)。二代目が有名ですが、私が演じる初代にも慈悲深く、権力におもねらないところがあっただろうと思います。三谷幸喜さんの脚本にも素敵に描かれていて、太夫像を崩さないように気をつけました。
二代目のお墓がある京都市北区の常照寺に赴き、手を合わせてきました。三船敏郎さん主演の映画「続宮本武蔵 一乗寺の決斗」(55年)で木暮実千代さんが吉野太夫を演じていることを引き合いに出し「私が持っている色気を絞り出しても、あの妖艶さは出せないので、自分らしい持ち味を出そうと思いました。もともとない色気を本当に歯磨き粉の最後のようにギューッと絞り出したという感じです」。そして宝塚時代の舞台経験を生かして演技したようで、「(宝塚の劇場は)すごく広い舞台だったので、本当に遠くのお客さんにまで分かるくらい大振りで“私を見て”というような演技でした。でも(カメラの前で)座敷で演じる太夫だと、例えば昌幸には昌幸、秀吉には秀吉に、あの距離で色気を届ける。目線を外した時でも“見られてる見られてる”と、視線を自分に引き付けるようなところを意識しました。
撮影は右手と右足が同時に出ているくらい緊張した」というが「教養があり、女性としての懐の深さを表現する吉野太夫の芝居は、不思議と余裕が生まれました。凄くドッシリとしていられたのは、たぶん“中島”という私ではなく“吉野太夫”として演じていたからではないでしょうか」と語っています。出典:スポニチアネックス
そんなしずくちゃん、現在は彼氏がいるのか?と調べてみたのですが、その噂もないようで、今は仕事が楽しくて仕方ない時期でしょうか。
小さい頃から宝塚を夢見てファンだった元ジェンヌさんより、ラッキーにも天性の魅力で合格してしまった彼女ですから、退団後も転身が鮮やかで、今はのびのびと本来の彼女らしく活動しているようで今後の活動がさらに期待したいと思います。
本日放映の28話「受難」、関白・秀次(新納慎也)がついに悲劇的な最期を迎えるまたまた目が離せない展開ですが、傾き始める豊臣家の行方とともにぜひ、吉野太夫にも注目したいものです。
スポンサーリンク