水泳界の澤穂希!金藤理絵の金メダルは「藻プール」「姉の結婚式」のお陰?
2016/08/23
4年前のロンドン五輪の選考から外れ、一度は引退を覚悟したものの、「今回が最後」とあらゆる力を出し尽くし、日本新記録を打ち立てのリオ五輪への切符を獲得。その金藤選手が努力の甲斐あって見事、200メートル女子平泳ぎで金メダルを獲得しました。
その栄光をつかむまでの苦労や、家族などについて、早速調べてみました。
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■まずはプロフィールから
金藤理絵(かねふじ りえ)
生年月日:1988年9月8日
出身地:広島県庄原市
身長/体重:175㎝/67Kg
最終学歴:東海大学体育部
家族:両親、兄(33歳)、姉(31歳)
所属:Jaked
ブログ:金藤理絵オフィシャルブログ
■水泳界の「澤穂希」の異名も
それまでの水泳の記録よりも先に、まずは見た目がサッカーで一躍名を馳せた「澤穂希」選手に似ていることから、そちらの話題を振られることが多いようで、ご本人も『実際空港や電車で「澤さんですか?」と間違われたことがあり、ヤバいくらい似てると思う。』と語っています(笑)。
澤穂希さん
また中学時代、水泳で記録を出し始め、結果が地元紙に写真と共に掲載される際、水泳競技は水面から浮き上がって息継ぎをするタイミングがシャッターチャンスなため、たまたま新聞に載っている正面からのアングルを見て、金藤選手を指導していた藤田コーチが「ゴリエや!」と思いつき、本人をそう呼んでいたとそうですが、ゴリエ…懐かしいキャラクターです(笑)。
2002年頃、フジテレビのバラエティ番組『ワンナイR&R』でガレッジセールのゴリが女性に扮して演じていたキャラクターで、当時、番組を超えて、「popteen」「CanCam」専属モデルになったり、オアフ島マスコットガール、カリフォルニア州親善大使になったり「Pecori♥Night」で紅白出場と快進撃でしたね。
その「ゴリエ」似ならば嬉しい?…いや、中学生なら複雑だったかもしれません(笑)。
■両親、兄妹共に水泳一家、練習は築50年の想像を絶する「藻のプール」?
今回、オリンピック選手について調べていて、その競技を始めるきっかけは、家族がやっていたからというのが多いように思いますが、やはり金藤選手のご家庭も両親共に水泳をやっていたため、自然と小学3年で水泳を始めるきっかけとなったようです。
その金藤選手が小学3~6年の間は両親が運転する自家用車で、中学からはバスに乗って夏季限定で約4カ月開放される広島県 三次・十日市水泳プールで練習を重ねました。
そのプールは設備の整ったスイミングセンターのプールにほほど遠い、築50年の年季の入った屋根などない、まさか将来そこから金メダル選手が誕生するとは思えない代物で、プールサイドは黒ずみ、夏になると隣接する墓地から線香の煙がくゆり、夏場は35度近い気温で強い日差しが降り注ぐ、想像を絶する環境で金藤選手は鍛えられました。
快適な室内プールとは違い、プール開き直後の5月中旬頃は水温は19度ほどで震えながら泳ぎ、今度は9月になると水質維持の薬品が切れて水面に藻が浮かび、緑色に変化していく水の中で、1メートル先が濁って見えない「藻のプール」を必死の形相で前進したといいます。
高校2年の時には、なんとこのプールで県大会が開かれ、いわゆる環境の整ったプールで練習を重ねた選手に「こんなボロプールだから記録が出ない」と言われ、カチンときた金藤選手は翌月、同じような環境で行われた大会でその選手を抑え、見事頂点に立ったそうで、逆にそういう逆境で逞しく鍛えられたことが血となり肉となり、今回、リオの現地は季節は冬という条件なれど、今まで培ったものが生きたのかもしれません。
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■一度は引退を覚悟したが、姉の結婚式のサプライズに号泣し「今回が最後」と全力投球
08年北京五輪では7位に入賞したものの、その後、12年ロンドン五輪に際してはまさかの代表落ちをしてしまったためモチベーションが続行できず、13年8月頃には一度、引退も決意した金藤選手。
しかし、東海大時代から10年間指導を受け、共に戦ってきた加藤健志コーチから「周りはみんなおまえのことを考えているのに、何でおまえは自分のことしか考えないんだ」と勝利意識の低さを指摘されたものの、それでもなかなか心が決まらず、半ば投げやりな気持ちで続行していたものの、その気持ちを震いたたせるきっかけとなったのは、その引退を決意した3ケ月後、姉由紀さん(31)の結婚披露宴でのサプライズでした。
金藤選手が世界水泳で泳ぐ映像が流れ、加藤健志(つよし)コーチ(50)の「難しい挑戦だからこそ一生懸命やってみる価値がある。理絵とならやっていけると信じている」のメッセージや、地元スイミングクラブの友人の応援メッセージが続き、赤い着物姿で結婚式に出席していた金藤選手は、この約5分のサプライズに涙が止まりません。
また、引退に反対していた父宏明さん(61)からは金メダルをかけられ、そのメダルの裏には、母富士子さん(58)が好きなヒマワリにちなみ「上には上がいる。それでもきっと上を向くひまわりのように。いつも見守っています」との言葉が添えられていました。
お姉さんは自らの結婚式という場を使い、また家族が一つとなって迷う金藤選手の背中を押したからこそ、同選手は「もう一度結果を出したい」と心を決め、今度は誰よりも熱心に「支えてくれた人たちに最後の雄姿を見せたい」という一心で戦う覚悟を決めたのです。
そして出場をかけた競技会では、自らの記録を0秒39更新し、2分19秒65で優勝し、今季世界ランク1位の記録をひっさげ、競泳女子17人の主将も務め、リオに乗り込んだのです。.
選手団はこの15歳の池江璃花子選手、今井月選手、そして中学3年の酒井夏海選手もおり、平均年齢20.76歳の若手を率いて「積極的に話し掛けたいし、話しやすい雰囲気も作りたい」と主将の役目を果たしながら、見事、自らの成績も残したことに、心から拍手を送りたいと思います。
■所属「Jaked」壮行会では涙
リオ出発に先立ち、都内で行われた所属先の壮行会では、2011年から同選手をサポートをしてくれている従業員に囲まれ「今までの報告会は申し訳ない気持ちの方が大きかった。みなさんと出会って6年。長い時間待たせてしまった。みなさんのおかげで日本記録を出すことが出来ました」と、感極まって涙を流し、金メダルを誓いました。
社員数は61人というアットホームな同社ですが、応援団「りえっ娘倶楽部」も設立し、全力で同選手を応援してきたようで、見事今回、花開き本当に嬉しかったのではないでしょうか。
オリンピックへの道のりには必ずドラマがありますね。
今回も金藤選手の金メダルまでの道のりに感動しました。本当におめでとうございます!
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