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大圃研、大腸がん内視鏡権威!経歴、家族。NTT東日本関東病院はどこ?

   

ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に登場した大圃研(おおはた けん)さん。
早期がんの手術においては、従来、開腹手術などの外科手術がポピュラーでしたが、それに代わる新しい治療法である内視鏡治療法「ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)」の第一人者として注目されている内視鏡専門医です。
私の家系は両親、兄共にがんで亡くなっているので、自分も日頃から年に一回の検査を欠かさないのですが、もしもの場合にとても気になる情報ですので調べてみました!

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現在、日本におけるがん罹患数1位、2位を占める胃がんと大腸がんですが、通常は「胃」「食道」「大腸」とそれぞれ専門が分かれ、私の家族の場合、部位がまたがっていたので、それぞれの専門Dr.同士が連携を取り、治療にあたって下さったと記憶しています。
しかし、「情熱大陸」で紹介された、大圃研先生はその「胃・食道・大腸」の3つの治療をお一人でこなすスペシャリストということで、ESDの黎明期から技術を磨かれ、現在では内視鏡はすでに身体の一部のような存在となっています。
ゆえに両手脚の動きを協調させ、スコープを自在に操りながら通常3時間かかる手術も30分ほどで終えてしまい、その腕前は「外科手術をしても人口肛門になる」と宣告された患者さんにメスを入れる事なく、4、5日程で社会復帰させるほどだとか。
昨今は盲腸も開腹手術をすると回復に時間がかかるため、腹腔鏡手術を取り入れるようになってきましたが、がんという病気はただでさえ体力が落ちているので、同医師の行う内視鏡手術ががん手術に活かされていくのは素晴らしいことです。

 

■ 医師をめざしたきっかけは?

そもそも医師を目指したきっかけは、一族代々と3代医者が続く家系で、そこに長男として生まれたことから、幼少より「お父さんの跡を継いで、医者に」と言われて育つ環境だったそうで、 故に学生時代はそれほど猛勉強したというほどではなく、お酒を飲んで遊ぶことも多く、研修医になっても当初は言われたことをやっていたのが、もともとやることは一生懸命やるタイプという凝り性な性格から、医者の世界で一番になりたいと思い始めたものの、人とは違う特殊なキャリアを進み、教えて欲しい指導医に学び、内視鏡に没頭。それも当初は「人を救う」という立派な志というより、単に内視鏡が面白く夢中になって粛々とやり続けてきたとか。

 

■ 本当はお酒が好きだが、プロだからこそ「原則断酒」

学生時代は物凄くお酒をたしなんでいたけれど、研修が終わった頃から、10年ぐらいほとんど飲まず、原則断酒にしていたのは、研修医のときは言われたことをやるだけなので、飲んで二日酔いだったとしても仕事ができるけれど、3年目になり自分の判断が必要とされてくると、二日酔いとそうでないのとでは明らかにパフォーマンスに差が出て、患者に影響を及ぼすので、以降断酒したそうです。なぜなら「僕らはプロだから」と言う志、素晴らしいです。

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■ ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)をやることになったのは

日本で開発されて最初に行われたのが1998年で、同氏が取り組み始めたのは2000年、26歳の時でした。当時はアグレッシブ過ぎていて危険な治療だとも言われている中、たまたまやる機会があり、技術的にも興味が持て、内視鏡でなければ治療出来ない患者さんもいたため、遣り甲斐があったそうです。創世記の頃は、7〜8時間も内視鏡をすることも珍しくなく、そんな治療は長すぎて危険だと周囲から言われていたけれど、粘り腰で粛々とやっているうちに、少しずつ成績が出て、好評を得て徐々に多くの患者さんが紹介されるようになり、全国の病院からESDを見たい、学びたいと言われるようになってきたとか。

自分が特別なのではなく、興味のあることをしていたら、やれることとは思うが、すぐ頭打ちになって飽きるところを必死になってのめり込んでやることにより、次のステージが見えてくるし、自分にはまだ終点が見えない、そうやっていくことが結果的に人を救うことに繋がっていくと思うとおっしゃる先生です。

現在は「100人の医師を育て、1人の医師が100人ずつ救うことができれば、一万人の患者を救える」の一念で、国内だけでなく海外でも後進の指導にあたるなど、内視鏡の世界レベルの向上に尽力したいという向上心ある同氏のようなDr.がいれば、明るい未来があるように思います。

 

■ 番組を見た感想は…。

「自分を内視鏡の練習台にして後輩を育てる姿に感動した。尊敬する。年齢に関係なく、世の中にはスゴい人がたくさんいる。謙虚に、視野を広く。」

「2mmの厚みの十二指腸から患部を切り取るとかスゲェ。教え子の内視鏡技術の最後のテストが、自分の胃の中を内視鏡で診させて確認するとか。」

「安定を求めずひたすら技術を磨く。技術と手術時間が本当に凄い。教育についてもその技術を伝える事で自分が診れる以外の人も良くしようと伝える。医療はそうでないと。技術を磨く事が救える事になるしそれが価値になる。」

など、リスペクトする声が多数寄せられています。

 

■ NTT東日本関東病院について

◦〒141-8625 NTT東日本関東病院 品川区東五反田5-9-22
◦03-3448-6111(代表)
NTT東日本関東病院
HPはこちら

尚、現在、同氏に診療して頂くには紹介が必要なようです。

 

■  最後に大圃先生の経歴は?

NTT東日本関東病院
消化器内科内視鏡部部長
1974年生まれ。
平成10年日本大学医学部卒
卒後よりJR東京総合病院に勤務し、平成19年からNTT関東病院に移り、屈指の症例数を有している。全国様々な施設から内視鏡治療の依頼を受け、多忙の日々をおくっている。若手でありながら後進の教育にも熱心で、これからの内視鏡の世界を牽引していくドクターの一人。
NTT東日本関東病院内視鏡センター医長に就任されました。
2013年結婚。夫人はネイルスクール「kIMICHE(キミーシェ)」(ネイリスト養成スクール)経営 西沢希充子氏。
子供は1歳半の娘さん。

大圃先生に続く方たちがたくさん育ち、同氏のますますご活躍をお祈りいたします。

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