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蓮實重彦氏(元東大総長)、『三島由紀夫賞』に「迷惑な話」!真相は?

   

16日、第29回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が東京都内で行われ、三島賞には蓮實(はすみ)重彦さん(80)の「伯爵夫人」(「新潮」4月号掲載)、山本賞には湊かなえさん(43)の「ユートピア」(集英社)が選ばれました。今回、モデルの押切もえさんの作品が山本賞にエントリーされましたが、惜しくも時点の結果に。
そして発表後、両賞の受賞記者会見が行われ、通常ですと喜び溢れた会見の光景が繰り広げられますが、なんと、三島賞受賞の蓮實氏の一問一答が、ネット上で「あまりにもロック!」と話題になっていたので調べてみました!

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■ 最高齢での三島賞受賞となった蓮實氏は元東大総長

 

今回話題の主役は、三島賞を最高齢で受賞された蓮實重彦氏。東京大文学部仏文科卒。同大教養学部教授などを経て1997年から2001年まで学長を務められた方で、映画評論でも著名と、すでに数々の功績を残された方です。
受賞作の「伯爵夫人」は、日米開戦前夜の日本を舞台に、旧制高校生が魅力的な女性たちと繰り広げる性の冒険を官能的に描かれ、同氏にとっては3作目の小説でしたが、今回受賞した三島賞はそのように功績を残された重鎮が候補入り?と話題になりましたが、「文学の前途を拓(ひら)く新鋭の作品」が対象のため、小説家としては新鋭の同氏が候補となり、受賞となりました。

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■ 「はた迷惑」「心境という言葉は私の中には存在していない」「お答えしません」とロックな発言

東大総長を務められたとて、全く違う分野の自分が執筆した小説が権威ある賞を得るということは名誉なこと…と思うのですが、同氏の思いは凡人のそれとはかけ離れたものでした。

受賞した心境を聞かれると

「私の中に心境という言葉はないので答えません」とコメントされ、喜びがあるかの問いには、「まったく喜んではおりません。はた迷惑なことだと思っています。80歳の人間にこのような賞を与えるという事態が起こってしまったことは、日本の文化にとって非常に嘆かわしいことだと思っております。もっともっと若い方、私は、順当であればいしいしんじさんがおとりになるべきだと思っていましたが、今回の作品が必ずしもそれにふさわしいものではないということで、選考委員の方がいわば、蓮實を選ぶという暴挙に出られたわけであり、その暴挙そのものは非常に迷惑な話であると思っています」。

また今回の作品の主人公が若い頃のご本人を思い起こさせるようですがと問われると、「それは全くありません。馬鹿な質問はやめていただけますか」。
そして、情熱やパッションがあるから小説を手掛けたのでは?には「情熱やパッションはありません。もっぱら知的な操作によるものです」。

今回受賞作「伯爵夫人」は、評論「『ボヴァリー夫人』論」を書いた影響が大きいと明かし「その100分の1の労力も費やしておりません。散文のフィクションの研究をしている者は、 あの程度のものはいつでも書けます」。

出典元:「80歳の私に…はた迷惑」三島由紀夫賞の蓮實重彦さん - 朝日新聞デジタル(5/16)

と、内容によっては冷静に回答されている箇所もあるものの、ほとんどが「お答えしません」「ありません」「不愉快な話です」等の取り付く島もない回答の数々で、会場の雰囲気を思うと、お察しいたします(笑)。

 

■  ネット上の感想は?

まずは一般の方からは…

批判的な感想もありますが、「ロックすぎ!」「面白い」「しびれた」などの声が多いようです。

そして、著名人からは…

https://twitter.com/katsuyatakasu/status/732370154395336704

 

と、様々な感想が。

高橋源一郎氏の同氏との会話が本当なら、どうして受賞を許諾してしまったのか…とも思いますが(笑)、「これは一種の炎上商法?」の声もあり、出版不況の昨今、発売元の新潮社さんはしてやったりかもしれません(笑)。

 

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